糖尿病

今では生活習慣病として誰でも知っている病気が糖尿病です。

そもそも糖尿病とは、太っているからなる病気ではなく、また痩せていても糖尿病になってしまいます。さらに最近では、子供も糖尿病にかかってしまうそうです。

また困ったこことに糖尿病の自覚症状がない人も多いため、たとえ糖尿病と診断されても、たいしたことないと思い込み、治療を受けないことも多いそうです。

そもそも糖尿病とは、どんな病気なのかご存知でしょうか!

食後などに血糖値が上がることはよく知られています。これは、インスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖をエネルギーに変える役目を果たしています。

このインスリンにより、上がった血糖値が正常値に戻るのです。

高血糖とは、そのインスリンの分泌が正常に行われず、血液中のブドウ糖が多すぎる状態のことをいいます。その高血糖が慢性的にり、空腹時でも血糖値が126mg/dl以上になるのが糖尿病で、常に血糖値が高く、自力で血糖値を下げることができなくなっているのです。

さらに糖尿病で怖いのが、その合併症で、糖尿病に気付かず、そのまま放置していると合併症を招くそうです。この合併症は様々で、中には死に至るケースもあるそうです。

なお身内に糖尿病患者がいた場合、糖尿病にかかりやすいそうです。なお、そうでない場合は、血糖値と生活に注意すれば糖尿病にかかるリスクはとても減るそうです。


2型糖尿病の主な原因
糖尿病とは、血液中のブドウ糖を調整することがでないため、血液中の糖分が多くなってしまう病気のことです。

ブドウ糖は生活におけるエネルギー源でもあり、血糖値が高いということは、エネルギー源が体に行き渡らないで血液中に溢れてしまっている状態なのです。また全身のエネルギーが足りないことは、様々な合併症を引き起こす原因にもなるそうです。

糖尿病は大きく2つに分けることが出来ます。自己免疫が異常を起こしインスリンが作れなくなる1型、生活習慣が原因の2型です。現在の糖尿病患者の多くが2型と言われています。

そこで2型糖尿病の主な原因を紹介しておきます。

  • 高脂肪食の過剰摂取や運動不足
  • 過食、肥満、ストレス
  • 遺伝的要素

一般に2型糖尿病は、食事療法や運動療法で血糖値を下げることから治療をしていきます。食事については、1日の食事の適正量が医師から指示されることになります。そしてこの時に糖尿病食事指示票が渡されるので、それで確認しながらバランス良い食事を摂るようにします。

糖尿病の原因

身内に糖尿病患者がいない場合、糖尿病になる原因として、肥満、食生活、ストレス、運動などが考えられます。

なお肥満については、見た目だけでなく、かくれ肥満も同じです。そもそも肥満として考えた場合、食生活、ストレス、運動の全てが起因しているといえます。

食生活
これは食の欧米化が一番の原因といえます。肉類を中心とした高カロリーの食事を好んで食べている結果といえます。これでは血糖値を下げる役割があるインスリンの分泌も追いつくはずもありません。

運動をしない
今では、大人や子供にも言えることです。空腹時や、運動時に下がる血糖値も、運動をしなければ、下がることはありません。

ストレス社会
特にストレスは、インスリンの分泌が正常におこなわれなくなります。この解決法は、自分でストレス解消法を見つけるほかありません。

糖尿病の原因としては、上記のようなことが当てはまる方が多いと思います。なお、子供の糖尿病を増やしているのは、間違いなく親なのです。

子供が好きなものをたくさん食べさせてきたのは親なのです。仮に子供が大人になった時、「糖尿病になっても、好きなもがたくさん食べることができて嬉しい」なんて言うと思いますか?

たとえ子供に泣かれても我慢をさせ、健康な大人になってくれた方が親としても嬉しいのではないでしょうか。

糖尿病による合併症

糖尿病は、合併症にかかるまで糖尿病だということに気付かない人が多いそうです。日頃から血糖値に注意し、高めだと思ったらすぐ下げることを考えていたら、合併症にはならないものです。

なお糖尿病の合併症の中で、早期に起こりやすいのが神経障害といわれています。これは神経障害なので、手足のしびれや痛みがあります。

特に多いので、この名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

神経障害では、筋力が低下していき、感覚が鈍くなったりします。また、感覚が鈍くなることで、怪我をしても気付かず、そして感染症を起こし、壊疽することさえあるのです。

また合併症で網膜症になり、失明することもあるそうです。高血糖により、網膜にある血管が詰まり、視力低下や失明に至るそうです。糖尿病で失明と思う人も多いですが、糖尿病の合併症で失明する人は多いそうです。

さらに合併症により腎症になり、高血糖により腎臓の毛細血管が硬くなり、血液透析でないと自力で血液のろ過ができなくなることもあるそうです。

そして、高血糖により血管が硬くなることで血管疾患や動脈硬化になり、動脈硬化によって心筋梗塞や狭心症、脳出血や脳梗塞にまで至るそうです。

このような血管疾患もよく耳にする病気です。このように、糖尿病が原因となり様々な合併症が引き起こされるのです。

糖尿病治療

糖尿病の治療法はどのようなものでしょう。

そもそも糖尿病は、高血糖の状態が続くことなので、血糖値を下げること、もしくは血糖値を正常値に近づけることが治療の目的となります。

また一般的な治療法としては、食事療法、運動療法、薬物治療などがあります。

食事療法
食事の量、カロリー、糖質などに注意し、高血糖にならないようにコントロールします。

運動療法
運動不足で高血糖にならないように、適度な運動で血糖値を正常値に近づけます。

薬物治療
血糖値を下げるための飲み薬(経口血統降下薬)を服用し、インスリン注射でインスリンの分泌を助けるようにします。なお、飲み薬も注射も毎日欠かさず一生続ける必要があります。仮に途中で止めてしまったら取り返しのつかないことになってしまいます。

なお薬物療法では、薬や注射の効果で低血糖になることもあり、中には糖尿病の治療をしているのに、角砂糖などの糖質を摂ってコントロールする場合もあります。

糖尿病は、人により症状も治療法も様々ですが、一度かかってしまうと常に自分の体と生活に注意し、一生を過ごすことになるのです。

食事療法

糖尿病の人は、食物繊維を多く摂るよな食事メニューが良いと言われています。それは、食物繊維は胃の中に留まる時間が長く、消化吸収に時間がかかるためです。

これにより、食事による急激な血糖の上昇を抑え、血糖値の変動幅が小さくなることで、糖尿病に効果があると言われるためです。

さらに、食物繊維はコレステロール値を下げることから、心臓疾患にも効果があると言われています。そもそも、食物繊維を多く含む食品は低カロリーなため、食事によるカロリーの摂り過ぎが防止できるのです。

さらに食物繊維は、腸内で脂肪を吸収することから、脂肪の摂り過ぎも防ぐことが出来るのです。

外食するときに注意したいこと
外食について、その取り方や気を付けておきたいことを紹介していきます。

そもそも糖尿病の食事療法のコツは、その人のエネルギー量を考える必要があります。そこで必要となる栄養をバランスよく摂取する必要があります。何でも食べればいいというわけでなく、食物交換表をチェックしてそのエネルギー量を理解しておくといいです。

普段から自炊しているなら、これらのことを意識しているケースが多いのですが、外食となるとここまで意識が回らないことが多いです。そのため外食が多い人ほど食品交換表を理解しておいて欲しいものです。そこで出された料理を見て、カロリー計算できるぐらいになるとベストといえます。

そしてエネルギー量と単位配分をチェックして、朝昼晩の3食をバランスよく分けられるようにしたいものです。ただし外食が多い場合、このバランスが崩れがちなります。例えば野菜がいい例で、外食が増えると野菜の摂取が少なくなる傾向があります。

そこで偏った栄養については、自宅の食事などで調整できるようになるといいわけです。

食物繊維の重要性
食物繊維が便秘に効果的なのは、よく知られたことです。腸内環境を改善し、大腸がんのリスクも軽減します。食物繊維を摂取することは、糖尿病のみならず、様々な病気の抑制につながるのです。

一般に食物繊維とは、豆、イモ類、穀類、野菜、海藻などに多く含まれます。また食物繊維の多い食品は、よく噛まないといけないものが多いので、少量の食事で満腹感を得られるメリットもあるのです。

このように、多くのメリットがある食物繊維ですが、摂り過ぎは逆に栄養が行き渡らなくなる弊害もあるそうです。しかし現代人は、食物繊維不足と言われているくらいなので、通常の食事をしている摂り過ぎる限り心配は無いように思います。

とにかく栄養バランスに注意して、食物繊維もしっかり摂り、糖尿病の予防に努めてください。

食事の基本は薄味
まず、カロリーや塩分を控えた食事は、はっきり言って物足りなさを感じるはずです。しかし糖尿病の食事療法としては、薄味に慣れて素材の味を楽しめるようになることも治療の1つと考えてください。そこで、美味しい薄味の料理を楽しむ工夫について考えてみました。

まず、『料理には醤油』が習慣になっている場合、本当に醤油が必要か考えてみて下さい。今よりも少なく、また醤油をかけなくても大丈夫なことがあるはずです。まず適量を考えるのです。

そのため直接、料理に調味料をかけることを止めて、小皿に調味料を入れ、それに料理を付けて食べると調味料を減らすことが出来ます。

また、味噌汁は野菜を具だくさんにすることで、飲む汁も少なくできて、塩分も控えることができます。なお、ハーブなどを使って調味料を少なくし、風味をよくしてみるのも良いものです。レモンなどの柑橘類を使ってみても良いです。

さらに、揚げ物や脂肪の多い肉や魚は、蒸す・煮るなど、料理方法を変えたり、脂質の少ない赤味の肉を使ってみたりしてください。

運動療法

例えば、2型糖尿病で血糖コントロールが安定しているなら、食事療法と合わせて運動療法をおこなうことで、様々な症状が改善されるそうです。また、動脈硬化の予防や老化防止も期待できるといわれています。

ですが注意も必要です。それは合併症がある場合です。病状を悪化させるケースもあるそうです。

運動療法の効果
主に血糖を下げることと、体重を減らすことがあります。例えば運動することでエネルギーとなる血中のブドウ糖を消費します。その結果、血糖が下がるのです。なおこの効果は翌日まで持続するといわれています。そこで毎日適度な運動をおこなう必要があるのです。

さらに運動したときのエネルギーとなるのが脂肪です。毎日運動することですることで脂肪が燃焼され体重も減っていくのです。また中性脂質や動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールも減っていき、善玉コレステロールが増えてくるそうです。

また運動することの効果として、血行促進・血圧低下、心臓や肺の活動を強化、筋力増強・老化防止なども期待できます。またストレス解消や気分転換といったリフレッシュ効果が期待できるのです。毎日を快適に過ごすのに必要となるのが運動だったりするのです。

なお運動を始めるにしても何から始めればいいか悩むこともあります。まず有酸素運動と呼ばれる、ジョギング・ウォーキング・サイクリング・水泳などがオススメといえます。なお散歩するだけでも体の健康にはいいのでしたいものです。

そして運動の前後には、ちゃんと準備体操や整理体操もするようにしてください。

運動の程度
例えばジョギングの場合、1日15分~60分程度を週3回~5回ぐらいがちょうどいいかもしれません。なおウォーキングなら1日1万歩が望ましいといわれています。

特に脂肪を燃焼させるためには、20分は続ける必要があります。運動におけるエネルギー源というのは、15分から20分を境にして血糖中心から脂肪中心に変わるそうです。そのため体重を減らすには最低でも20分は続ける必要があるというわけです。

また毎日運動できない場合、1日おきにして長期間続けるといいです。ポイントは運動をしない日が2日続かないようにすることといえます。

主治医のアドバイス
あと月に1度はメディカルチェックを受けて運動のやりすぎや、症状の悪化などが無いかなどを主治医にアドバイスしてもらうことも大切になります。運動で疲労感や痛みがある場合も運動の中身を見直す必要があります。

薬物療法

糖尿病の薬物療法には、インスリン療法と経口剤療法があります。ただ多くの場合、経口剤(経口血糖降下剤)による治療が多いそうです。経口剤は、注射に比べて抵抗感が少なく、血糖値が高くなければそれだけでも効果があるといわれています。また内服だけなので手軽さからも使われることが多いそうです。

経口剤の種類
また経口剤にはいくつか種類があり、主だったところでは次の5つがあります。

  • スルフォニル尿素剤(SU剤)
  • ビグアナイド剤(BG剤)
  • α-グルコシダーゼ阻害剤
  • 速効型インスリン分泌促進剤
  • インスリン抵抗性改善剤

なお経口剤が有効とされるのは、食事療法と運動療法で血糖コントロールが改善しない2型糖尿病の場合だそうです。

服用方法は、少量からはじめ、血糖値の動きを確認しながら薬の量を加減していくそうです。そして例え血糖コントロールが安定したとしても、定期的に検査をしてチェックすることが大切になります。ただ食事療法と運動療法を続けていれば、基本的に経口剤の量を減らせる、もしくは不要になるともいわれています。

SU剤の注意
なおSU剤を続けていくと、その効果が薄れてことがあるそうです。この場合、食事療法と運動療法の中身を再チェックし、見直す点があれば改善する必要があります。もしくは他の経口剤を併用するか、インスリン療法に移行したりするそうです。

また場合によっては低血糖になることもあります。これは、薬の採用が強い場合、食事時間が遅れた場合、さらに運動量が多い場合などにみられることがあるそうです。その症状には、ふるえ・動悸・発汗・脱力感・眠気・目のかすみ・頭痛などがあり、これらの症状がみられたら、ブドウ糖(もしくは砂糖やジュースなど)を摂る必要があります。よく糖尿病の治療している人が飴玉を持っていることがありますが、このためなのです。

α-グルコシダーゼ阻害剤の注意
特に「α-グルコシダーゼ阻害剤」は、でんぷんや糖分の分解吸収を遅らせる薬なので、これを服用している時に低血糖になったら、ブドウ糖やジュース類で血糖値を上げる必要があります。

BG剤の注意
特に経口剤の服用中は、禁酒を守る必要があります。これは飲酒することで肝臓の働きが鈍くなるためです。そして薬が体内に溜まっていき低血糖を誘発しやすくなるためといわれています。さらにBG剤は、この副作用が強く出るともいわれているので注意が必要になります。

なお低血糖になり、副作用らしき症状が現れたときは主治医に報告してください。

糖尿病と高齢者

糖尿病は加齢と共に増えてきます。これは、年を取るごとにインスリンの分泌や、効果が低下してくることから、糖尿病にかかりやすくなるそうです。今後、高齢化社会になる中で無視できない問題といえそうです。

高齢者と糖尿病
特に高齢者が糖尿病になると、加齢により他の病気をかかえていることも多く、さらに合併症になる可能性も多くなります。つまり、糖尿病以外にも数種類の病気を1人で抱えていることが多いのです

高齢者の糖尿病療法
高齢者でも糖尿病の治療には、食事療法と運動療法が必要です。しかし、加齢により身体の機能の低下を配慮する必要はあります。

問題として、長年の食事の嗜好が定着し、薄味の糖尿病食に馴染めないことがあります。特に男性の1人暮らしの場合は、糖尿病食を作るのが難しいと言われているほどです。

また、家族と一緒に暮らしていない人や、昼間は1人になってしまう人には、そばにいて配慮したり、注意してくれたりする人がいないのも問題の1つです。解決策以前に問題が山積みといえるかも知れません。