歯列矯正

歯列矯正は、不正咬合を治す歯科診療の1つのことです。矯正方法は、その矯正力で歯を移動させたりして、その審美性や顎口腔機能回復の予防を目的としています。

不正咬合は、様々な疾患や機能障害を引き起こす原因にもなり、これを取り除く歯列矯正の役割は大きいといえます。なお不正咬合は、個々の歯の位置が不正の場合、複数の歯の位置が不正の場合、上下顎の歯列弓の位置関係の不正の場合など、症状を分けることが出来ます。

この不正咬合は歯列矯正による治療が有効とされていますが、治療時期は個々の状態にもよるため一概には言えないそうです。なお子供のイメージが強い歯列矯正ですが、大人でも矯正は可能だそうです。

歯列矯正と費用

大人(18歳以上)の歯列矯正は、まず永久歯が生え揃っていることが条件で、これがOKならば特に年齢の制限は無いそうです。一番大切なのは、年齢ではなく歯と歯茎の状態が健康かということだそうです。なお、大人の歯列矯正の場合、子供と違い自主的におこなう人が多いこともあり、その矯正期間も早く終わることが多いそうです。

また歯列矯正にかかる費用は、保険以外の場合、自由診療となり各医院ごとに自由に料金設定されています。しかし、各医院ごとで、その費用にはかなり開きがあるのが現実です。そこで大まかの目安を調べてみました。

国立大学付属病院
日本全国どこでも同料金で、矯正器具の金属ブラケット付けて2年くらい治療すると、ブランケットにもよりますが、70万円~80万円程度と言われています。

私立大学付属病院、日本大学歯科病院
精密検査料プラス75万円以上だそうです。

私立大学付属病院、昭和大学歯学部附属病院
70万円プラス3.000円×n回だそうです。

矯正専門の開業医
各医院で違いますが、大きく分けて2種類の料金体系があるそうです。
1)基本料金プラス調整量(100万円プラス5,000×n回)
2)治療費の総額が決まっている(120万円)
前者は治療期間の延長により料金もかかり、後者は治療期間と料金は関係がないそうです。

最後に日本の歯列矯正費用は高いと言われているそうですが、昔から歯列矯正が普及しているアメリカの治療費が、平均して130万円~150万円くらいなので、特別日本の矯正費用が高いわけではないのです。

歯列矯正の医院選び

現在の法律では歯科医の資格があれば、医院の診療科目に矯正歯科をかかげる事ができます。しかし、これだけでは歯列矯正の経験や知識は分からないのです。

そこで、できれば矯正歯科専門の医院を探す方が、普通の歯科医院と比べても、確実に歯列矯正治療の経験、設備が豊富である可能性も高くなります。また、矯正歯科専門の開業医には全国的なネットワークもあるそうなので、メリットが多いといえそうです。

さらに日本矯正歯科科学会は、認定医制度があるため、5年毎に研修歴や論文の更新がおこなわれるそうですます。

また治療前の相談は、ほとんどの医院で受け付けてくれるので、気になる方は相談から始めてもいいと思います。そこで、歯の状態のことや治療方法のことを説明してくれて、家に帰って検討する時間を与えてくれる医院などは良心的と言えるかもしれません。

歯列矯正のデメリット

最後に歯列矯正のデメットなどを調べてみました。

歯列矯正の治療期間の長さ
歯を動かすのは、歯の骨の代謝を利用するため、どうしても時間が必要になります。平均的な治療期間は2年くらいで、通院は1~2ヶ月に1回で平均で30分~1時間です。なお、治療期間や治療時間は個人差も大きいそうです。

矯正器具の違和感
矯正装置を歯に付けた時の痛みや違和感が日常生活に負担を与えることもあります。歯磨きや、食事がしにくかったり、装置によっては口内炎が起こる場合もあります。