リウマチの症状

関節リウマチは、手や指などの小さな関節から異変として症状が現れてきます。初期症状としては、じっとしていれば、激しい痛みがあるわけではないので、さほど気にしない場合が多いそうです。

関節の痛みを伴う病気は色々あることから、関節リウマチを診断は、次の基準(アメリカリウマチ学会による)があり、症状に照らして4項目以上のあてはまものがあると、関節リウマチと診断されるそうです。

・起床時に関節がこわばる
・3箇所以上の関節に腫れがある
・手首や手指の関節が腫れている
・関節の腫れが左右対称にある
・手のエックス線検査で異常がみられた
・皮下にしこりがある
・リウマトイド因子が陽性である

関節リウマチの初期症状

関節リウマチは、手や指などの小さな関節から異変として症状が現れてきます。初期症状として、じっとしていれば、激しい痛みがあるわけではないので、さほど気にしない場合が多いそうです。

関節リウマチは、物を持つ、関節を動かす、ねじる、などの関節の動作に対し、漠然とした痛みを感じます。圧痛(圧迫されたような痛み)があるのも特徴で、熱感を伴うこともあるそうです。

このため初期症状では、痛みより、「腫れ」や「朝のこわばり」が気になることが多く、左右両方の関節に左右対称に現れます。また、朝に症状が現れる理由として炎症により、睡眠中に体液がたまり、むくむためと言われています。

このため寝起きは、動かしづらいこともあるのですが、しばらく動かしていると、体液が移動し、徐々にこわばりが取れて楽に動かせるようになります。

なお、椅子に長時間座ったままでいたり、関節を動かさずに過ごした後にも、同じような症状がみられます。また、関節リウマチの痛みや腫れは、いつもあるわけではなく、良くなったり悪くなったりを繰り返し、進行していきます。「以前は痛みがあった」という場合、受診の際にお医者さんに伝えるようにしてください。

関節リウマチの進行

関節リウマチは、関節に慢性的な炎症のせいで、痛みや腫れが生じる病気です。なお炎症が長引くと、関節周囲の骨や軟骨などが破壊されていくので注意が必要です。

初期
関節を包む「滑膜」に炎症が起こることから始まります。そして滑膜が増殖し、厚く腫れ上がり、関節液が大量にたまり始め、こわばりや痛み、熱感といった症状が現れ出します。

中等度
さらに滑膜が増殖し、軟骨を侵食します。なお、関節周囲の筋肉が萎縮してきますが、この時点では関節の変形は起きていません。

高度
軟骨のほか、骨まで侵食・破壊され、筋肉の萎縮も進んでいきます。この頃から、動きも悪くなり関節に変形が見られるようになるそうです。骨と骨が噛みあわない「脱臼」もこの頃から起こり始めます。

末期
さらに破壊が進み、骨と骨が付いてしまいます。このため、痛みは和らぎますが、反対に関節は全く動かなくなります。

関節リウマチの治療

関節の破壊・変形が進行すると、日常生活にも不自由な面が出てきます。最近では、薬物療法を早い段階から取り入れることで、重症化する前に症状を和らげられる例も増えています。

特に関節リウマチの特効薬とされる抗リウマチ薬は、効き目が現れるまでに時間がかかることから、即効性のある非ステロイド抗炎症薬や、ステロイド薬を併用したりするそうです。

なお前項目の【初期】【中等度】で薬物療法の効果が現れない場合、滑膜切除術や人工関節術などの手術療法も考えられます。しかし手術でリウマチ自体を治せるわけではありません。あくまでも、炎症の起きた滑膜を取り除くことで、リウマチの進行を少し沈静させることが可能となるそうです。

女性と関節リウマチ

関節リウマチの患者のうち、約80%が女性と言われています。全国で70万人といわれる関節リウマチ患者の80%なので、女性としては気になるとことだと思います。

関節リウマチが女性に多い理由
特に指摘されていることは、女性ホルモンと妊娠・出産の影響です。普通、女性ホルモンには、自己免疫反応を高める働きをするものがあります。(プロラクチン[乳腺刺激ホルモン]やエストロゲン[卵胞ホルモン])

例えば女性は、妊娠・出産があるため、男性より免疫機構が複雑になっています。特に妊娠中は、胎児を異物と見なさないように、ステロイドホルモンの産生が増えて免疫の働きが抑制するそうです。

関節リウマチの症状が妊娠期間中に軽くなり、出産後に症状が悪化する事例が多いのは、このためなのです。なお出産後には、免疫の抑制が解除され、一時的に免疫の働きが高まることで、自己免疫疾患が起こしやすいと言われています。