乳酸菌

40種類の善玉菌
乳酸菌革命super

乳酸菌は、腸内に生息し、人間の体にとって必要な細菌の1つになります。腸には、400種類ほどの細菌が生息しているそうですが、その数は100兆個(重さ1kg以上)になるといわれています。この腸内に住む細菌の中で乳酸菌は善玉菌の代表としてとても重要な役割があるのです。

乳酸菌は、腸内で糖類や炭水化物を発酵させ、多くの乳酸を作り出しています。この乳酸は、雑菌や悪玉菌といった体に有害となる菌の働きを抑える効果がわけです。さらに便秘解消、免疫力アップ、アレルギー改善、ピロリ菌撃退など、様々な効果が期待できるそうです。なお大人の体に比べ、赤ちゃんの腸には乳酸菌がたくさん生息し、抵抗力の無い弱い体を病原菌から守っているわけです。

なお乳酸菌は、様々な食品に含まれており、例えばヨーグルト・チーズ・バターといった乳製品から、発酵食品でもある味噌・漬物などにも含まれています。一般的に乳酸菌を含む食品は、風味がよくて保存性が高く、さらに健康にも良いとされています。健康維持に欠かせないのが乳酸菌といえそうですね。

乳酸菌の効果

善玉菌と悪玉菌

腸内細菌とは3つに分類することができます。

  • 善玉菌 体に良い影響を与える菌(ビフィズス菌・ブルガリア菌・アシドフィルス菌・ヤクルト菌などの乳酸菌)
  • 悪玉菌 体に悪い影響を与える菌(ウェルシュ菌、ブドウ球菌など)
  • 日和見菌 どちらの特性も持たない菌(但し、どちらかの勢力が強くなるとその性質を持つ菌)(バクテロイデス、大腸菌など)

一般的に腸内細菌の数は、人によって違いが無いそうですが、そのバランスとなると人それぞれ異なるそうです。食生活が異なるので当然かもしれませんね。そのため健康維持のためには、この腸内細菌のバランスを良くしておくことがポイントになるわけです。

なお悪玉菌は、腸内細菌の3~15%を占めるともいわれ、この悪玉菌が多くなると病気になりやすくなるといわれています。そのため健康な体を維持するには、乳酸菌などの善玉菌を増やしておくことが必要になるのです。なお乳酸菌は、一度にたくさん摂取するのではなく毎日少量を摂取していくことがポイント!食事の際には、ヨーグルトや発酵食品などを加えるようにしたいです。

善玉菌の働き

  • 悪玉菌の働きを弱める
  • 病気の抵抗力や免疫力がアップ
  • 食べ物の消化・吸収の手助け
  • コレステロール値を下げる
  • 老化防止
  • 肌トラブル改善
  • 口臭予防

悪玉菌が増えるとどうなるの?

  • 有害物質や発がん性物質を作るため、生活習慣病やガンを誘発する恐れ
  • 免疫力低下により、病気になりやすい
  • 下痢や便秘を誘発

なお理想の腸内バランスというのは、腸内に悪玉菌を抱えつつ、善玉菌を常に優勢にしておくことだそうです。そのため食事バランスやストレス発散・睡眠不足解消なども重要なポイントになるようです。適度な運動をすることで腸も活発になるようなので気をつけたいですね。

動物性乳酸菌と植物性乳酸菌

一言で乳酸菌といっていますが、実は乳酸菌は2つの種類に分けることができます。

  • 動物性乳酸菌 ヨーグルトやチーズのような牛乳の発酵食品に生息している菌
  • 植物性乳酸菌 漬物や味噌のような野菜・米・大豆などの発酵食品に生息している菌

特に動物性乳酸菌が乳糖を分解して乳酸を作るのに対し、植物性乳酸菌はブドウ糖・果糖・麦芽糖などの色々な糖類を分解して乳酸を作るのが特徴です。

そのため動物性乳酸菌は、他の微生物との共存が難しく生息環境が制限されます。しかし植物性乳酸菌は、様々な微生物と共存することができるそうです。これは、菌にとって厳しい環境、例えば塩分濃度が高かったり、酸性度が強かったりしても生息することができるのです。

このことから植物性乳酸菌は、生命力が強く生きた状態のまま腸まで届くといわれています。便秘解消にヨーグルトを食べるより、キムチや漬物を食べた方がお通じが良くなった感じがするのはこのせいなんですね。

また漬物は、野菜を使っているため食物繊維を摂取することにもつながります。塩分が気になる点はありますが、漬物にすることで野菜が小さくなるのでたくさん食べることもできるわけです。

特に『ぬか漬け』は、漬物の中でも良質な乳酸菌を含むため、毎日の食事に加えたい一品といえますね。

ぬか漬けには、なぜ乳酸菌が含まれているの?

これは、ぬか漬けを作る時に使う『ぬか床』に多くの植物性乳酸菌が生息しているためです。ぬか床1g当たり10億匹も乳酸菌がいるそうです!そのため、キュウリ・大根・ニンジンとった好みの野菜を『にか床』に漬け込んでおけば、野菜の栄養分をエサにして乳酸菌が育ち、野菜に染みこむそうです。

なお『ぬか床』には、ビタミンB類や酵素も含まれているそうです。特にビタミンB1は、きな粉などに含まれていますが、他の食品にはあまり含まれていないので意外と貴重な栄養素なのです。ぬか漬けされた野菜だと、ビタミンB1が5倍程度も増加することもあるそうですよ。

すぐき漬けとラブレ菌

いま漬物の中で注目されている『すぐき漬け』!『すぐき』とは、カブと同じ種類で京野菜の1つです。京都旅行に行くとよく食事に出てきます。

この『すぐき漬け』には、ラブレ菌(ラクトバチルス ブレビス サブスピーシス コアギュランス)と呼ばれる乳酸菌が含まれています。このラブレ菌は、生きたまま腸まで届くと評判で便秘解消や悪玉菌の増殖を防ぐ効果が期待できるのです。さらにガンやエイズを予防する効果なども期待できるようですね。

疲労回復

またアスタキサンチンには、疲労回復の効果もあるそうです。これは、マウス実験により科学的にも証明されているそうです。すなわち、アスタキサンチンには疲労回復への効果が確実にあるという事だそうです。

なお、これには活性酸素除去の効果が関連していると言われています。そもそも活性酸素は、筋肉の損傷につながるといわれ、運動することで活性酸素が発生し疲労の原因となるそうです。これをアスタキサンチンは、取り除くのだそうです。

そもそもアスタキサンチンは、強い抗酸化作用があり、活性酸素の強い酸性を抑えるのに高い効果を発揮してくれます。

このことで筋肉への酸化が抑えら、さらに筋肉の負担が減り、疲労が取れやすくなるそうです。

特に年をとると疲労回復にも時間がかかります。そこで、アスタキサンチンを摂取することで、疲労回復を助けるのが望ましいといえそうです。

アレルギー改善(花粉症など)

最近では、乳酸菌が花粉症などのアレルギー改善に効果が期待できるといわれています。一般的にアレルギー症状は、過剰な免疫反応によって引き起こされます。例えば、花粉や動物の毛やホコリなどが体内に入ると、免疫細胞から炎症を引き起こす物質が分泌されます。そして鼻水・鼻づまり・皮膚炎などの症状を引き起こすわけです。

このアレルギー症状は、「Th1(ガン細胞や病原菌を攻撃する細胞)」と「Th2(アレルギーを引き起こす細胞)」の2つのバランスが崩れることで起こるそうです。特にTh2細胞が増加すると「IgE」という抗体が作られ、これが様々なアレルギー反応の原因になっているようです。そこでアレルギー症状を改善するには、Th1細胞を増やす必要があるわけです。

特にヨーロッパでは、これらに関する研究(アレルギーと腸内細菌の関係)が積極的におこなわれており、乳酸菌がTh1細胞の働きを活性化させることを突き止めたそうです。

今では日本でも乳酸菌とアレルギー症状の研究が盛んで、各社が競ってアレルギー対策に効果のある乳酸菌の研究しているそうです。

乳酸菌を増やすにはどうしたらいいか?

乳酸菌が減少する原因は様々ですが、主に関係しているのが食生活といわれています。例えば好き嫌いや偏食といった食事では、栄養バランスが乱れて悪玉菌が増えることになるそうです。さらに肉類中心の食事もダメです。悪玉菌というのは肉が大好物らしいですから!

特に消化不良となった肉類は、腸内で悪玉菌のエサとなるため、増加させる原因になるわけです。なお悪玉菌が腸内で優勢になると、便秘・下痢・動脈硬化・ガンの原因になることがあるので注意が必要です。

そのため乳酸菌を増やすには、まず食事バランスに気をつけ、合わせて食物繊維も摂って老廃物を体外に排出することを心がけるのがポイント!さらに食事面以外では、ストレスも悪玉菌を増やすのに関係があるようです。

健康な胃は、体に悪影響を与える細菌を防御する働きがありますが、ストレスが溜まり自律神経が乱れてくると胃酸分泌の制御が利かなくなり正常な働きができなるそうです。そのため腸内に悪玉菌を増やしてしまうそうです。

ヨーグルトの乳酸菌効果

ヨーグルトに使われている乳酸菌は、ビフィズス菌・ブルガリア菌・アシドフィルス菌・サーモフィルス菌などがあるそうです。これらの乳酸菌は、善玉菌として腸内環境を整える働きをしています。

これらの乳酸菌は、腐敗菌の増殖を抑えたり、免疫力アップ、ガン細胞を殺す働きのある細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる効果などがあるそうです。毎日の食後にヨーグルトを摂取することは大切みたいですね。