乳がん

ひとえに乳がんの早期発見は、乳房の変化に気が付くかどうかです。

最初に乳房に痛みを感じる場合を考えてみます。特に月経と痛みについてになります。

まず月経が始まる前は、女性ホルモンの影響から乳房が張りや、痛みが伴うことがあります。この痛みが月経周期と重なっているなら特に病気ではないそうですが、月経周期と重なっていないことが何回か続く場合、一度専門医に診せたほうがいいそうです。

一般的に乳房痛の多くは治療の必要がないのだそうです。また乳房が痛いと感じる病気には、乳がん、乳腺炎、乳腺症、肋間神経痛、乳房の回りにおこる筋肉痛などがあるそうです。

そして日常生活で乳房の痛みが気になるくらい続く場合、早めに専門医に診てもらうことが大切なのだそうです。

次に乳頭(乳首)から分泌物が出てくるときがあります。この分泌物は、しこりが無くても出てくることがあるため、分泌物が出ているからといって必ずしも乳がんになるわけではないそうです。

まず分泌物が出た場合、その分泌物が両方の乳首から出ているのか、それとも片方の乳首なのか、また乳首の一ヶ所から出ているのか、もしくは数ヶ所なのかをよく確認することが大切です。

さらに分泌物の色もチェックしてください。特に分泌物に血が混ざっているならすぐに専門医に相談するようにしましょう。

このように乳房の変化だけでも色々な症状やチェックポイントがあるのです。そのため普段と違うと感じたら早めに専門医に相談するようにしましょう。

乳がんの症状

一言で乳がんといってもどんな症状があるのかよく分からないことがあります。そこで、ここでは乳がんの症状について紹介していきたいと思います。

乳がんのことで病院に来る人の3大症状として次のようなことがあるそうです。

  • しこりがある
  • 胸が痛い
  • 乳頭からの分泌物に血が混ざっている

特に乳がんの「しこり」は、1センチ程度になると自分でも見つけることができるそうです。なお「しこり」が小さいほど治る確率も高くなり、自己検診による早期発見が大切といえそうです。

しかし、いくら自己検診で「しこり」を見つけたといっても過剰に反応するのはよくありません。しこりの多くは病的なものではないそうで、仮に病的なものでも乳がんとは限らないからです。しかし、そのままにしておいていいわけでもないので、しこりを見つけた場合、早めに専門医で受診するようにしましょう。

また乳房の皮膚がひきつれたり、えくぼ状になることがあります。しこりが皮膚の表面近くにある場合、皮膚が引っ張られるためです。さらに赤く腫れたりすることもありますが、これらの症状は硬がんの特徴でもあるそうです。

なお乳がんは、リンパ節に転移しやすいそうです。特に乳がんの近くにあるリンパ節は、脇の下にあり、そこに転移すると脇の下が腫れてリンパ液の流れが悪くなることがあるそうです。そして神経が圧迫され、手が痺れる症状が現れることもあるそうです。

さらに乳房の皮膚が赤くなることもあるそうです。これは、オレンジの皮みたいなため「橙皮とうひ」とか「豚皮とうひ」などと言われることがあるそうです。そして、痛みや熱がある場合、炎症性乳がんの疑いもあるため早めに専門医で受診するようにしてください。

乳房の変化

乳がんを早期発見のために日頃から乳房の変化に敏感である必要があります。ただ意識していないとなかなか気が付かないものかもしれません。そこで、どのような変化に対して気付くようにしたらいいかについて考えてみます。

よく聞くのが、乳頭や乳輪部などにアトピー性皮膚炎の湿疹みたいなものが現れることがあるそうです。この場合、副腎皮質ホルモン軟膏などで改善していくそうです。

場合によっては、乳頭がただれて治りにくく、何回もかさぶたになる場合がありますが、これは特殊な場合で、非浸潤がんで起こる症状だそうです。もしくはパジェット病の可能性も否定できないそうです。そのため、こういう状態になったら要注意と思い、早急に専門医で受診するようにしたいものです。

また脇の下に「しこり」が出来る場合もあります。特に乳がんがリンパ節に転移している場合などにみられる症状だそうです。なお脇の下のしこりは、腕をケガした場合でも腫れることがあるので一概にガンと言えないそうです。

このように乳房や脇の下をチェックするだけでも乳房の変化に気が付くことが出来るので日頃から注意しておきたいものです。

さらに「しこり」が悪化し、皮膚の表面にまで出てきて「えくぼ」みたいに皮膚がくぼんだり、または皮膚がひきつれたりすることもあるそうです。はじめは乳房を摘むと凹みがわかる感じだそうですが、症状が進行していくと見ただけでくぼむようになってくるそうです。

また皮膚がオレンジの皮みたいになったり、痛みや熱を伴うこともあるそうです。しかし必ずしも乳がんとは限らないのえすが、普段と違う症状ならば早めに専門医に相談して判断をあおぐべきだと思います。

乳がん検査

自己検診のポイント

女性にとって乳がんとはとても気になる病気のひとつだと思います。

乳がんは早期発見、早期治療で治る確率がぐんと高くなる病気です。ですから定期的に病院で検診を受けるのが一番いいですが、まずは手軽に自分で行う自己検診からやってみてはいかがでしょうか。

ここでは自己検診の1つである視診法を紹介します。視診法とは、目で変化を見る方法で、入浴前におこなうのがいいかもしれません。

なお自己検診するにしても何に注意したらいいのか分からないものです。そこで、自己検診で注意するポイントを以下にまとめてみました。

腕をおろした状態で見る場合
はじめに鏡の前に上半身裸の状態で立ち、両手をおろし自然体の状態で以下のようなことをチェックするといいです。

  • 乳房の左右の大きさや形が以前と変化がないか?さらに乳房の位置が左右対象か?
  • 乳房や乳首にひきつれた感じはないか?もしくは、えくぼみたいなくぼみがないか?
  • 乳頭回りに湿疹やただれなどがないか?

腕をあげた状態で見る場合
次は鏡の前に上半身裸の状態で立ち、両手をあげた状態でチェックします。

  • 乳房の左右の大きさや形が以前と変化がないか?さらに乳房の位置が左右対象か?
  • 乳房や乳首にひきつれた感じはないか?もしくは、えくぼみたいなくぼみがないか?

上記のようなことをチェックし、以前と違っていたり、少しでもおかしいと感じたなら早めに専門医に診てもらいましょう。

しこり

一般的に女性に『乳がんとは?』と質問すると、多くの方は『胸に出来るしこりのこと』と答える方が多いそうですが、これは間違いです。勘違いしないようにしてください。

そもそも乳がんの症状の1つが、手に触れる程度のしこりのことだと思います。イメージ的には、乳がんのしこりは固くて触っても動かないのが特徴といえそうですが、しかしそれに該当しない乳がんの「しこり」も当然あるのです。

そのため「しこり」を安易に自己判断しないで、手に触れる程度の「しこり」がある場合、必ず専門医に診てもらうことが大切になります。

なお乳がんの発見につながる「しこり」の大きさについてですが、乳がん検診でわかるのは大体2センチ程度と言われています。これは1円玉ぐらいの大きさだそうで、これぐらいのおおきさなら医師でなくても自分で触っても分かるそうです。

さらに「しこり」があっても必ず乳がんになるわけではなく、いわゆる良性の「しこり」もあるそうです。

特に乳腺にできる「しこり」の9割程度は良性とも言われています。そのため「しこりがあるから私は乳がんだ!」というように勝手に思い込まないことも大切なことなのです。

しかし、とは言いながらも自己判断は大変危険なので必ず専門医に診せて判断してもらいましょう。

触診だけでは乳がんは発見しきれない?

乳がんは女性特有のがんの1つになります。その治療は、早期発見・早期治療することで治す確立が高いがんなのだそうです。

なお早期発見のためには、定期的な検診が必要になるのですが、できれば日頃から自分で自己検診するのも大切になります。

なお病院でおこなう乳がん検診の方法に、触診や視診という検査方法があります。この触診や視診は、医者が女性の乳房や脇の下とかを見たり、実際に触れたりして確認する方法で、しこり、ただれ、くぼみ、ひきつれ、分泌物などについてチェックをしていきます。

なお病院でおこなう触診は、人の手を使ってするのですが、実際に診てもらうのが男性の医者なのかどうか気になるところです。

ただ最近では、女性の医師やスタッフが多くなっているので、各病院に問い合わせたりして事前に調べたりして病院を決めるといいと思います。

また基本的に触診や視診だけでは、乳がんを発見するのに十分ではありません。早期発見には、乳がんを初期段階で発見する必要があるのです。

そもそも、しこりが人の手に触れるのは大きさが1センチ以上にならないと難しいそうです。それ以前の段階では、触診だけで見つけるのは難しいといえます。

そのため超音波検査やマンモグラフィ検査を定期的におこない、早期発見を心がけたいものです。

超音波検査

そもそも超音波とは、人の耳では聞き取ることができない波長のことをいいます。そして超音波検査では、この波長を出して跳ね返ってきた情報を画像化するのです。

なお超音波検査で乳がん検査をする場合、乳房にジェルを塗って使います。なお痛みについては、全く無いので安心だそうです。

また超音波検査は、放射線にさらされる心配がないのでマンモグラフィと比べると少し安心感を感じるかもしれません。ですがマンモグラフィが危険というわけではないので勘違いはしないでください。

超音波検査の利点として、乳腺が発達している若い女性の場合でもマンモグラフィよりも「しこり」を発見しやすいそうです。また検査も何回も受けても大丈夫です。そのため妊娠中の人が検査する場合には適しているといえそうです。

また欠点は、早期の石灰化を見つけることが難しいことがあり、できるならマンモグラフィと併用して検査をするとお互いの欠点をカバーでき早期発見につながると思います。

マンモグラフィ

マンモグラフィ検査は、早期の石灰化の乳がんを発見できる乳房のX線検査になります。この方法は、乳がんの早期発見に大きな効果があるそうです。

ただマンモグラフィは、X線検査になるので被爆に関することが心配になります。一般的にマンモグラフィ検査は、妊娠中の方は例外を除き受けることが出来ません。さらに被爆のことがあるので何度も受けるのも望ましいとはいえません。

ただ、乳がんになる可能性が高い年齢になれば、マンモグラフィ検査を医師にすすめられることもあるそうです。目安としては、だいたい30歳を境にしてすすめられるそうです。

また反対に、若いほど乳腺の密度が高いので、マンモグラフィでは「しこり」を発見することが難しいといわれています。その場合、超音波検査が有効だと言われています。

また、マンモグラフィは痛いイメージがあるそうですが、それま昔のことで現在は昔のような痛みは無いとも言われています。

昔のマンモグラフィ検査は、乳房を鉄板みたいなもので挟むため、それが痛かったそうですが、現在ではアクリル板みたいなもので挟むので昔のような痛みは無いらしいです。ただし、痛みは個人差もあるのですが・・・

そこで痛みを軽減するため、月経が終わった時期や、乳房の張りや痛みが少ない時期におこなうのが良いのではないかと思います。