脳梗塞
脳梗塞は、発症する時間帯に特徴があるといわれ、その多くは朝6時頃~午前中の早い時間だそうです。脳梗塞多発がこの時間に多い理由として、睡眠中で体に水分が補給されず血液の粘性が増し、血管が詰まりやすくなっていることと、起床直後で血圧が変動しやすいことが考えられているそうです。
そのため、脳梗塞の予防・再発防止には、水分補給と血圧を急激に変動させないことが大切だそうです。
また、人間は強いストレスやイライラしてくると、血液中にアドレナリンなどが増え、血圧上昇を招きます。そのため脳梗塞を防ぐために、けんかや言い争いでカーッとなったり怒ることは、避けたいところです。気分転換や趣味を持つなど、自分なりのストレス解消法を見つけておくことが大切になります。
また驚くことも血圧上昇の原因とされ、特に睡眠中の電話などは、血圧の上昇を招くことになります。
さらに精神的ストレス以外に、気温変化も血圧と関係があり、急に寒い場所に出たりすると、血管が収縮し血圧が急激に上がるそうです。これは冬、暖かい布団から寒いトイレに行く時や、冷たい水で顔を洗うことも注意が必要だそうです。
このような血圧の急激な変動は、脳梗塞を引き起こす原因になりやすいですが、日常生活の中で注意することで、急激な血圧変動から脳梗塞を防ぐことができるのです。
脳梗塞予防
有酸素運動
特に脳梗塞の予防には、有酸素運動が効果的と言われています。これは有酸素運動により、血圧・血糖・コレステロール値を下げ、脂肪燃焼と肥満解消の効果があるためとされています。
一般的に有酸素運動とは、ウォーキング・水泳・サイクリングなどのように、比較的ゆっくりとした動きで呼吸を取り入れながらする運動のことです。運動効果としては、血行促進・脂肪燃焼を促し、肥満解消といわれています。
逆に、ウェイトリフティングや全力疾走などの瞬間的に強い力を必要とする無酸素運動は、血圧上昇や心臓負担を招き、脳梗塞の予防としては逆効果になります。
そして有酸素運動を実践する場合、週末にまとめてするのではなく、毎日少しずつか、もしくは1日おきに続けるとさらに効果があります。
全身を動かし、呼吸が苦しくならない適度な強さでするといいです。なお気温差による血圧上昇を防ぐため、冬場のウォーキングは、しっかり防寒し、また夏場なら運動後に急にエアコンに当たることがないようにすることも大切です。
最後に、発汗による脱水を防ぐため、水分補給は忘れないようにしてください。水分補給を怠ると、血液の粘性が増し、血栓ができやすくなるので注意が必要です。
禁煙
たばこを吸うと、血液中のコレステロールが増し、ドロドロした血液になり動脈硬化を悪化させる要因となります。特に動脈硬化は、脳梗塞の危険因子の1つなので注意したいです。なお、ニコチンにより血圧が上昇するのも、脳梗塞にいいことではありません。
なお、禁煙後2年~3年経つと、脳梗塞のリスクがかなり軽減できるといわれ、自分の体のためにも、タバコをきっぱり止めることも大切です。
水分補給
人間の体は、およそ60%が水分でできているそうです。そして人間は、汗や尿を排出し、新たに水分補給することで、体内で水を循環させ、健康な体を維持しています。摂取した水分は、血液に混ざり脳まで運ばれます。さらに、酸素や栄養素を、体の各細胞まで送り届ける役割も果たしているそすです。
なお血液成分のうち、60%程度は液体成分なので、水分不足になると血液の粘性が増し、流れが悪くなります。血液の流れが悪くなると、酸素や栄養素を細胞へ届けることが出来なくなり、その結果として体の調子を崩すことになるのです。
このため、病気にかかりにくい健康な体を作るには、1日に1.5~2リットル程度の水分補給が必要といわれています。水分補給は、コーヒーやお茶などでもいいのですが、効率よくおこなうなら、水そのものを飲む方が効果的です。
そして、体の水分が不足して脱水すると、血液の粘性が増し血管が詰まりやすくなります。このため、脳梗塞の予防には、水分補給が必要になってくるわけです。
特に年をとってくると、喉の渇きを感じにくくなるので、喉が渇いてから水を飲むだけでは十分な水分補給できなくなるそすです。こまめに水分を摂る習慣をつけることが大切になります。
脳梗塞を早期発見
ここでは脳梗塞を早期発見するための方法などについて紹介します。
脳卒中と脳梗塞
現在の日本は、高齢者が増加していることもあり、脳卒中は特に注意が必要とされています。この脳卒中には、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血などがあり、中でも脳梗塞は脳卒中全体の約7~8割が罹っていると言われています。
なお脳梗塞は、突然発症するイメージを持たれている方もいるそうですが、実はそうではありません。脳梗塞は、その危険因子となる肥満・高脂血症・糖尿病などの生活習慣に関係しています。
そのため生活習慣を改善することは、これらの危険因子を取り除き、検査により早期発見することで、未然に防げる病気なのです。
脳梗塞と脳ドック
脳梗塞の早期発見は、脳ドックが有効と言われています。しかし。この脳ドッグは健康保険が適用されず、費用は高額(5~10万程度)になります。ただ脳梗塞だけでなく、脳腫瘍・脳動脈瘤・認知症の発見も可能だそうです。
検査には半日から1日を要します。
脳梗塞の予防のためにも、40歳を過ぎたら、糖尿病や高血圧などの症状がある人は受けてみるといいかもしれません。病気に襲われてから苦労するなら、生活習慣の改善や早期発見、早期治療の検査を受けることを考えるべきです。