病院での注意事項
子供が病気になった時、薬を飲ませるのに苦労する方が多いそうです。出来れば子供が好きなものと一緒に飲ませるのが良いそうですが、中には混ぜてはいけないものもあるそうです。出来れば医師や調剤師に聞いてからの方が良いかもしれません。
子供を病院に連れて行ったら、他の病気に感染したなんて話しは意外と多いのです。特にインフルエンザのような、感染力の強い病気には気を付けたいものです。そこで次のことに注意して下さい。
子供が病院に行く時には
- マスクをする
- お茶やアメなどを持参して、喉を潤しておく
- 病院に置いてある雑誌や、ぬいぐるみなどのおもちゃには触らない
- ウェットティッシュや、濡れタオルなどを持参して、手を拭くようにする
子供の病気
クループ症候群(急性喉頭炎)
冬に多い子供の病気といえばクループ症候群があります。別名「急性喉頭炎」と呼ばれ、声帯のある部分(喉の奥)が炎症を起こし腫れてしまい、呼吸の通り道を塞いでしまう病気になります。
なおクループ症候群の傾向として、生後6ヶ月~3才ならウィルス性、3才~6才くらいなら細菌性といわれています。またウィルス性の方が、細菌性よりも軽い症状で済むそうです。
一般的な初期症状として、発熱や咳などの風邪のような症状があり、2日~3日ぐらい鼻水などが続くそうです。それ以降は、例えば犬が「バウバウ」と吼える感じの苦しそうな咳が出てきて声が枯れてくるそうです。
なお症状がひどくなると、呼吸困難に見舞われることもあり、夜になると悪化する特徴があるそうです。よって仮にクループ症候群と思われる場合、夜間でもすぐ病院で診てもいらうといいそうです。場合によっては、窒息してしまうこともあるそうなので、体調の変化に気が付いたらすぐ病院に連れて行きましょう。
また回復は、4日~1週間程度で治ってくるそうで、ホームケアとしては通常の風邪と同じでいいそうです。特に咳が多い症状なので、しっかり水分補給をして、喉の負担を減らすために加湿器などを利用するといいかもしれません。
食事については、刺激の強いもや冷たいものを避けるのがポイントで、要は喉に刺激を与えないメニューを心がけましょう。また泣いてしまうと喉の安静を保てなくなるり、症状が悪化する恐れもあるそうです。できるだけ安静を保つようにケアすることを心がけてください。
肺炎
肺炎というのは、呼吸により肺炎の菌が気管支まで到達して炎症を起こすことです。なお老人が肺炎にかかると死に至るケースもある怖い病気なのです。
一般的に肺炎には、細菌性やウイルス性などの種類があり、子供に多いのがマイコプラズマ肺炎と呼ばれるものだそうです。
マイコプラズマ肺炎
この病気は、マイコプラズマ・ニューモニエと呼ばれる病原体に感染することで発症します。5歳~10歳の子供に多い肺炎になり、その症状は発熱や咳になります。なおマイコプラズマ肺炎は、他の肺炎と比べると軽症で済むことが多く、1週間ぐらい高熱が続いたり、また全く発熱しないこともあるそうです。
咳の特徴として、長く続く傾向があり、最初は乾いた感じなのですが、だんだん「たん」が絡んだ咳に変わってくるそうです。特に感染方法としては、くしゃみや咳によるケースが多く、園や学校などで流行している場合は家族に感染することもあります。そのため日頃から手洗い・ウガイなどの予防対策をすることが重要といえます。
細菌性の肺炎
乳幼児に多いのが細菌性の肺炎です。これは、肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、溶連菌などの病原菌から感染して起こるそうです。特に風邪やインフルエンザの時に二次感染してしまうことが多いそうです。
また症状がひどい場合、苦しそうにあえぐ感じになり、呼吸困難になることもあるそうです。そのため顔色が悪いと思ったらすぐに病院で診てもらいましょう。
クラミジア肺炎
生後6ヶ月までの赤ちゃん特有の肺炎がクラミジア肺炎になります。例えば母親がクラミジアに感染して生まれると、産道感染により起こるそうです。さらに鳥から感染するケースもあるそうで、例えばペットの鳥がクラミジア病原体を持っている場合、赤ちゃんに移ってしまうことがあるそうです。
その症状は、はじめは軽い咳ですが、ひどくなってくると苦しそうに「ゼィゼィ」と呼吸するそうです。なお熱は微熱程度だそうですが、結膜炎を起こして目ヤニが出るのが特徴だそうです。治療には抗生物質が使われることが多いそうで、特に赤ちゃんの咳が気になるなら早めに病院で診てもらいといいそうです。
おたふく風邪
おたふく風邪ウィルス(ムンプスウィルス)の感染により起こる病気です。潜伏期間は2週間程度で、感染力は比較的弱く、感染しても症状が現れない不顕性感染の場合もあるそうです。とくに1才以下の乳児は、不顕性感染が多いと言われ、3才~10才ぐらいの子供に発症する場合が多い病気です。
症状は、耳の下(耳下腺)から、ほお、あご、あごの両側、もしくは片側が腫れて痛みを伴います。熱は、38度~39度の熱が出ることもありますが、熱は2~3日程度、腫れや痛みは1週間ほどで治まるそうです。
なお、怖いのは合併症の方で、無菌性髄膜炎や難聴などになることがあると言われています。
川崎病
未だに原因が解明されていない病気の1つに川崎病という病気があります。
川崎病は1967年、当時の日本赤十字病院の医師が報告したことからこの名前が付きます。日本人や韓国人など、アジア系の人に多く見られる病気で、1才前後~5才頃までの子供に多く発症するそうです。男の子の方がかかりやすいそうで、再発することもあります。なお、他人に感染する病気ではないそうです。
川崎病の症状
- 39度以上の高熱が5日以上続く
- 体のあちこちに発疹が出る
- 手や足がパンパンに腫れる
- 白目が充血する
- 唇が赤くなり、舌にも赤いプツプツができる
- 首のリンパ節が腫れて、触ると痛い
りんご病
ヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染による病気で、ほっぺがりんごのように赤くなるのでりんご病いう名前が付きます。初夏から秋にかけて、5才~9才ぐらいの子供に多くみられる病気です。しかし、大人でもかかることがあるそうです。
潜伏期間は約1週間で、その後は軽い発熱や倦怠感、筋肉痛などが起こることがあります。風邪かな?と感じることが多く、この時点ではりんご病とは気付きません。しかし、この時期が一番感染力が強い時期だそうです。
麻疹(はしか)
感染力が強く、さらに重症化することもあるのが麻疹(はしか)です。小さい子供が麻疹になると心配してしまいます。一般的な麻疹の潜伏期間は、10日~12日ぐらいだそうで、感染経路としては主に咳やくしゃみなどの飛沫感染になるそうです。場合によっては空気感染することもあり、そのため人ごみの中などでも感染することがあるそうです。
なお初期症状には、38度前後の熱が出ることをはじめ、くしゃみ、鼻水、咳、目ヤニなどのように、風邪と似たようなものが多いといえます。そして熱は2日~3日程度で一旦下がるそうです。この時、ほほの内側には白いポツポツ(コプリック斑)が数個~数十個できるそうです。
一旦下がった熱は半日もすると、今度は39度~40度の高熱が出て、顔や耳の後ろあたりに赤い発疹が出てくるそうです。この発疹は2日~3日かけて全身(胸~お腹~背中~手足)に広がっていくそうです。
そして、はじめは4~5個程度の赤い発疹も、発疹がくっついていき、足先にまで広がったところで、2日程度で熱が下がるといわれています。
さらに注意したいのが合併症のことで、肺炎や中耳炎、そしてたまに脳炎などを引き起こすことがあるそうです。特に重症や合併症と思われる場合、入院して治療する必要があるため、体調変化に気をつけて早めに病院で診てもらいましょう。
なお、麻疹は予防が大切になるため、予防接種しておくといいそうです。また1歳前後の予防接種を受けていない赤ちゃんは麻疹にかかることが多いため、人ごみを避けた方がいいかもしれません。そして1才を過ぎたら、早めに予防接種を受けましょう。
最後に、麻疹にかかっている子供と接触した場合、ガンマグロブリン注射を4日~5日以内にすれば発病を防いだり、軽症に済ませられるそうです。心当たりがあれば、専門医に相談してみるといいです。
中耳炎
急性中耳炎
特に子供に多い耳の病気といえば急性中耳炎といわれています。一般的に中耳炎は、鼓膜内の中耳の粘膜に細菌などが入ってしまい炎症を起こす病気になります。
よく子供には中耳炎が多いのですが、これは耳の構造と関係があるといわれています。例えば子供の場合、耳と喉の境につながっている管(耳管)は水平に細長いそうなのですが、これが鼻や喉を経由して細菌が入りやすくしている原因といわれています。
さらに風邪を引きやすいことも1つの要因とされ、要は風邪をひくことで鼻や喉の細菌が耳管~中耳にいくことで急性中耳炎を起こしやすくしているというのだそうです。
なお急性中耳炎の症状としては、耳を痛がって熱を出すこともあるそうです。また赤ちゃんだと、しゃべることができないため、機嫌を悪くしたり、耳に手を当てたりするそうです。普段と違うしぐさをしたら中耳炎を疑ってみてもいいかもしれません。
そして症状が進むと、鼓膜が破れて黄色い耳だれが出てくることもあるそうです。ただこの状態になると、耳の痛みも感じなくなり、熱も下がるそうですが、決して中耳炎が治ったわけではないそうです。きちんとお医者さんに診てもらうことが必要だそうです。
なお治療法として、軽症の場合は抗生物質や耳の中を消毒、さらに鼓膜を切って膿を出す方法になるそうです。ただ鼓膜を切らないで、膿をそのまま溜めておくと、難聴気味になることがあるそうなので注意してください。
とにかく早期発見・早期治療が大切なわけです。また急性中耳炎は再発しやすいそうなので、痛みが無いからといって薬の服用を止めないことがポイントです。まずお医者さん相談してからにしましょう。
滲出性中耳炎
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは、子供の難聴の原因になることがある病気です。中耳腔(鼓膜の奥)に液体(滲出液)が溜まる症状で、3才~10才ごろの子供や老人に多くみられるそうです。特に痛みや高熱があるわけえではないので気が付きにくいそうです。
なお子供は、少しくらい耳が聞こえなくても訴えてくることが無いため、親としてはなかなか気が付かないのです。しかし後ろから呼んでみて返事が無い場合や、テレビの音を大きくするなどしていたら要注意かもしれません。また滲出性中耳炎は、急性中耳炎を経験している子供もかかることが多いそうです。
そもそも滲出性中耳炎になる理由として、急性中耳炎が完治していないことがあげられ、膿が滲出液となって鼓膜の内側に残るケースが1番多いそうです。
その治療は、軽症ならば薬を使ったり、鼻から耳に空気を送り方法があるのですが、聞こえが悪いと手術(鼓膜切開術)の必要もあるそうです。
ただ手術というと大げさなのですが、鼓膜切開術は痛みを感じることが少ない手術で、鼓膜の一部を切開して溜まっている滲出液を吸い出す手術なのだそうです。要は一時的に中耳の風通しをよくするわけです。ちなみに鼓膜の穴というのは、数日で自然に閉じるそうで、手術で悪影響が出るということは無いそうです。
子供にとっての難聴が続くということは、その発達に影響を与えることがあります。滲出性中耳炎の難聴というのは、その多くは軽い症状といわれていますが、一応気にかけておいた方がいいかもしれません。
結膜炎
そもそも結膜炎とは、目を守る役目がある結膜にウィルスや細菌が感染することで炎症する病気のことです。この結膜炎は、アレルギー性のものとウィルスや細菌感染による結膜炎の2つに分けられます。
また、よくかかりやすいのが細菌感染による結膜炎だそうで、子供ならインフルエンザ菌や肺炎球菌などが原因になるそうです。
結膜炎の症状としては、白目が赤くなるのと、涙や目ヤニが多くなり、結膜がむくん感じになるそうです。そのため目の様子がおかしいと思ったら、すぐに眼科で診てもらいましょう。
尿路感染症
例えば子供が発熱したら風邪の症状を疑うと思います。しかし発熱後、鼻水やせきなどの症状が無い場合、尿路感染症を疑ってみる必要があるそうです。この尿路感染症とは尿の通り道にあたる、腎臓、尿管、膀胱、尿道などに大腸菌などの細菌が感染して炎症を起こす病気だそうです。
一般的に炎症を起こした場所で、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎などと呼び方が変わるのも尿路感染症の特徴といえそうです。なお赤ちゃんは、感染場所が特定できないことが多いので、そもまま尿路感染症と呼ぶそうです。
一般的な大人や子供の膀胱炎の場合、排尿時の痛みや残尿感、腎盂腎炎には腰痛・高熱の症状があるそうですが、乳幼児だとこれといった症状が無いため、風邪の症状が無いのに発熱が続くなら尿路感染症を疑ってみてもいいかもしれません。
また尿路感染症になると、尿から細菌や白血球が多く見つかるそうです。そこで原因の細菌が特定できれば、それに効果のある抗生物質を使えば1週間以内には治るそうです。
しかし尿路感染症に気が付かないと、敗血症や髄膜炎などの重症になることもあるので、いかに早期発見が大切かが分かると思います。
そこで家庭における予防法として、水分を多くとって、おしっこを我慢させないことがポイントだそうです。さらに女の子の場合、排尿後のふき方も気を付ける必要があります。菌を入れないように必ず前から後ろへ綺麗にすることが大切です。
ロタウィルス
冬風邪の定番といえばロタウィルスです。特に冬の下痢や嘔吐の7割~8割は、ロタウィルスが原因といわれるほどで、生後5ヶ月~2才ごろまでに多い病気だそうです。
主な症状は、発熱、嘔吐、下痢だそうです。熱は発症してから半日~1日程度で下がり、嘔吐は2日程度、ただ下痢の場合は1週間程度続くそうです。症状の特徴としては、激しく嘔吐(1日5回~6回程度)したり、白っぽい下痢便が出るのだそうです。
さらに下痢に関しては、1日に10回以上も出ることもあり、そのせいで脱水症状やグッタリしてしまうことがあるので注意が必要だそうです。また脱水症状を防ぐには水分補給が一番なのですが、吐き気があるうちは飲んでもすぐに吐いてしまうことが多いそうです。
そのため1回にたくさん飲ませないで、少しずつこまめに何回にも分けて飲ませるのがポイントです。また、ひどい脱水症状だと点滴の必要が出てくるため、水分補給できない場合は早めに診てもらうようにしましょう。
なおロタウィルスは感染力が強いのが特徴で、例えば患者の便や嘔吐物には大量のウイルスが含まれています。そのため処理後の手洗いは必ずしましょう。さらに下痢の症状が無くなっても、ウイルスを含んだ便がしばらく続きます。排便後の手洗いは必ずさせてください。