不整脈
一般的に、心臓の拍動を自覚することを動悸(どうき)と言います。
また安静にしている時に突然、動悸を感じた場合に考えられることは、心臓の不整脈(ふせいみゃく)になります。不整脈とは、心臓の収縮リズムが乱れた状態のことで、脈の乱れや胸部の不快感などがあり、かなりつらいものです。しかし、治療の必要が無い場合もあるのですが、重篤な心臓病の兆候の場合もあるそうです。
そこで不整脈と考えられる疾患について考えてみたいと思います。
まず、心臓病や呼吸器疾患の場合、動くと動悸や息切れを感じたりします。また、バセドウ病や褐色細胞腫などでも動悸を感じるそうです。さらに、心臓神経症や自律神経失調症では、特に心臓に障害があるわけではないのに、不安やストレスなどで動悸や他の症状があらわれるそうです。
動悸や息切れを感じた場合、そのほかの症状(発熱、胸痛、顔色の変化など)に注意して観察してください。例えば突然、夜中に咳き込み、息苦しいといった症状がみられた場合、気管支喘息あるいは心臓喘息の発作の可能性が考えられます。また、喉がゼーゼーして「たん」が絡まった感じの咳が出るのが特徴です。
ほかにも、糖尿病や尿毒症、脳の呼吸中枢の異常などが現れることもあるので、専門の医者に診てもらう必要があります。
不整脈の症状
不整脈とは、心臓の収縮リズムが乱れた状態のことをいいますか、この不整脈が生じると、動悸や、胸の不快感や息苦しさを覚えます。
そして不整脈の症状は、不整脈の種類によっても異なり、一般的には心電図などで検査すると不整脈の状態でも、特別な症状が無いことも多いそうです。
なお不整脈の検査といっても、いつ検査しても現れる場合や、ときどき発生する場合、発作のように一定の時間続く場合など、その形態や頻度は様々だそうです。このため、自宅で動悸を感じ、病院で心電図検査を受けても不整脈が発見できないことが多いそうです。
不整脈の現れかたは、精神的要素も大きく、病院では現れ自宅では現れない場合や、反対に自宅でくつろいでいるときや、安静時に現れる場合もあり、実にさまざまなのです。
一般的に動悸を感じ、脈が突然乱れた場合、疑われる病気には以下のものが考えられます。いずれにせよ内科、循環器科を受診する必要があります。
- 期外収縮 脈が飛ぶような感じになる
- 発作性頻脈 急に脈が早くなる
- 発作性心房細動 脈が乱れ、胸部に不快感がある
- 房室ブロック 脈が遅くなる
- 高度の徐脈 脈が遅くなる
不整脈のタイプ
不整脈は、その症状から主に2つのタイプに分けることが出来ます。
脈が増えるタイプの不整脈
頻脈型不整脈(ひんみゃくがたふせいみゃく)
脈が少なくなるタイプの不整脈
徐脈型不整脈(じょみゃくがたふせいみゃく)
不整脈の種類
さらにいくつかの種類に分けることが出来るので、ここで紹介していきます。
頻脈型不整脈の種類
期外収縮(きがいしゅうしゅく)、発作性頻拍(ほっさせいひんぱく)、心房細動(しんぼうさいどう)
心房粗動(しんぼうそどう)、心室細動(いんしつさいどう)、心室粗動(しんしつそどう)
洞性頻脈(どうせいひんみゃく)
徐脈型不整脈の種類
房室ブロック(ぼうしつぶろっく)、洞不全症候群(どうふぜんしょうこうぐん)、脚ブロック(きゃくぶろっく)
洞性徐脈(どうせいじょみゃく)、洞房ブロック(どうぼうぶろっく)、高度の徐脈
子供の不整脈
小さい子供は、体調が悪くても上手く伝えることが出来ないことが多いため、周囲の大人が注意し、気にかけてあげることが大切になります。
例えば、子供の「胸が痛い」という表現も、単なる筋肉痛か、それとも心臓病などの疾患の兆候か判断がつきません。この場合、観察のポイントとして、胸のどの辺が痛むのか、どのぐらい痛みが続いているのか、痛みの原因に思い当たることはないか、呼吸との関連はどうかなどになります。
一般に胸痛の原因となる病気は、以下のことが考えられます。ただし、呼吸器・心臓・消化器・胸壁の疾患や、心因性のもなどもあります。
- 精神的な胸痛 過換気症候群
- 心臓の病気 不整脈、大動脈瘤、心外膜炎、肺高血圧、虚血性心疾患(川崎病)など
- 胸壁の病気 筋肉痛、帯状疱疹、乳腺の疾患、椎間板症など
- 呼吸器系の病気 胸膜炎、肺炎、自然気胸など
なお不整脈は、全てが病的なものではなく、中には全く心疾患を伴わない良性の不整脈もあります。例えば、洞性不整脈(どうせいふせいみゃく)、洞性徐脈(どうせいじょみゃく)、期外収縮(きがいしゅうしゅく)などは心配のいらない不整脈になります。
不整脈の治療
不整脈の治療には、薬物療法のほかに、ペースメーカー、植え込み型除細動器、外科治療などの治療法があり、薬物療法が効力を発揮しない場合に用いられるそうです。それでは簡単に説明していきます。
ペースメーカー
これは、徐脈性不整脈を治療するために体内に植え込む電気刺激装置です。心臓が一定時間止まっていると、器械がそれを感知し、自動的に電気的な刺激により心臓の収縮をおこす仕組みになっています。
植え込み型除細動器
特に、心室頻脈や心室細動など、極めて重症度の危険な不整脈の患者さんに対する治療法です。小型センサー付きの装置を胸部に直接植え込み、心臓にいつでも自動的に直流通電による電気ショックを与え、正しい心臓の動きをうながす機器になります。
外科治療
不整脈発生の原因となっている、病的回路を外科的に切断したり、除去するための治療法です。