視力回復トレーニング

視力回復トレーニングは、視力回復センターでするもの、試視力表を使うもの、3D画像やソフトウェアを使うものなど様々な方法があります。この視力回復トレーニングは、水晶体の調節を行う筋肉の緊張をとることで、遠近調節機能を活発にすることを目的としています。

視力回復トレーニングが有効なのは、仮性近視(一時的な近視)の状態の時だけだと言われています。また、すでに真性近視になってからのトレーニングには、何の効果も得られないそうです。

なお視力回復トレーニングは、角膜異常の乱視や角膜の肥厚、軸性近視(眼軸が通常より長い)にも効果が無く、この場合は他の治療方法に委ねることになります。

目の仕組み

視力回復トレーニングを始める前に、まず目の仕組みを知ることをおすすめします。こういうことを学んでおくと、どうやって視力が回復していくのか分かってくるものです。そこで何故、目が物を見ることが出来るのか、基本的な仕組みを紹介します。

一般的に、目に入ってきた光が、水晶体で屈折し、網膜上で焦点が合うことで、物が見えるようになります。

基本的に水晶体は、毛様体筋によって動かされているのですが、この毛様体筋の動きが悪いと水晶体は焦点を合わせることが出来ず、ピンボケの状態で物が見えるそうです。

このことからも、大切なのは毛様体筋の動きであり、毛様体筋を適切に動かすことができれば目が見えるようになるわけです。

視力回復トレーニング方法

ビジョントレーニング
ビジョンとは視覚のことをいいますが、ビジョントレーニングとはこの視覚を鍛錬することになります。要は、総合的に視覚能力を鍛えることで、物を正常に見ること、さらに視力低下の予防に効果があるといわれています。

特に視覚機能が向上することは、目の負担が減ることにもなり、視力回復トレーニングの効果もよりよいものになります。

なお人間の目というのは、周辺視野に頼っているといわれています。そして、この周辺視野というのは周辺視覚を鍛えることで広がっていくのだそうです。そのため周辺視野から多くの情報をインプットすれば、物体を見る力も楽になるそうです。また近視の人ほど周辺視野が狭いのだそうです。

そこでビジョントレーニングにより視覚能力を向上させるプログラムというのがいくつかあるので紹介したいと思います。

例えば『あなたの眼はどんどんよくなる』という書籍や、ビデオ教材でもある『パワフルビジョン』などは、ビジョントレーニングをはじめるに当たり参考になると思われます。

視力回復トレーニング機器
特に最近は、ソニマックやアイトレーナー、視力鍛錬用凝視器といった視力回復トレーニング機器が販売されています。実際に効果があるかどうかの前に、1つ気をつけておかなければいけないことを紹介します。

それは、視力回復トレーニング機器だけで視力回復できるわけではないということです。特にこれらの機械を1回使ったからといってもすぐ効果が現れるわけではありません。効果が現れる時間も個人差があるため、継続して使うことが大切になるそうです。

なお視力0.5~0.7程度の視力が落ち始めた程度なら、視力回復トレーニング機器で視力回復することもあるそうですが、基本は自宅で行う視力回復トレーニングと一緒に視力回復トレーニング機器を使っていくのが効果的といわれています。

実際に視力回復した方に聞いてみても、機械を使うのと一緒に自宅で視力回復トレーニングを平行していたといっていました。決して機械だけで視力回復するのは難しいそうです。

赤ちゃんの視力トレーニング

赤ちゃんは生まれたときから視力が「1.0」なわけではありません。赤ちゃんも、ハイハイや、立ったりなどの練習をして発達していくように、目も「見る」練習をしていくことで発達していき、きちんと目が見えるようになるのです。

そこで、一般的に乳幼児の視力を紹介します。

・生後1ケ月:目の前の手などが動くのがわかる程度
・生後2ケ月:0.01
・生後3ケ月:0.04~0.08
・生後8ケ月:0.1
・1歳:0.2~0.25
・2歳:0.5~0.6
・3歳:0.8
・7歳:1.0

このように、赤ちゃんも最初から目が見えるわけではなく、成長過程において「見る」訓練をしながら見えるようになっているのです。なので、視力回復を諦めていた人も、目についてよく勉強して、視力回復トレーニングで目の健康を取り戻しましょう。

視力回復トレーニングの環境

視力はトレーニングをすれば、必ず回復するわけではありません。周囲の環境改善をしながら進めていかなければいけないのです。

また、便秘が視力悪化の原因になること知っていますか?便秘になると、血液が濁り、体の必要な部分に酸素と栄養が行き渡らないことから、目のトラブルにつながることがあるのです。

さらに、内臓系の病気や腸の調子の良くない人は、視力が悪い人が多いと言われています。内臓系の病気は治すことが難しいですが、まず腸の健康を取り戻すことから始めてみませんか。そのためにも、まず食生活を改善するようにしましょう。

例えば、肉と一緒に野菜をや穀物を多く食べるとかです。当たり前のことですが、身近なことから視力を良くする為の生活改善をしていきましょう。

視力回復のために

視力回復トレーニングの前に、視力が落ちた原因を知ることはとても重要なことです。そこで様々な症状の視力低下の原因を探ってみました。

仮性近視
子供によく見られる症状です。近くの物を見た時、毛様体筋の緊張が緩むことで角膜や水晶体が厚くなり起こる症状です。また遠くを見ても、毛様体筋が緊張して調節できなくなっているので、遠くの景色がぼやけて見えるそうです。

屈折性近視
近くを見る生活(パソコン、テレビ、勉強など)を続けたため、毛様体筋の緊張が続き水晶体をうすくできない状態になり、遠くを見るとぼんやりと見えてしまう症状のことです。

軸性近視
眼球が通常より長い楕円形になって眼軸が長く、網膜の手前でピントを合わせてしまうことです。遠くを見るとぼやけて見えるようになります。

レーザー手術で視力回復

視力回復方法の1つにレーザー手術がありますが、このレーザー手術というのはいくつか種類があるのだそうです。中でも一番有名なのがレーシック(レーザー角膜屈折矯正手術)で、現在主流になっている手術になります。

レーシックは、レーザーを目の角膜に直接照射して視力を矯正させる方法になります。このレーシックも、技術の進歩に伴いイントラレーシックなどの手術法に生まれてきました。また近年では、従来のレーシックでは対応できなかった「近視の強い人」や「角膜が薄い人」などもエピレーシックと呼ばれる手術法で受けられるようになっているのだそうです。

なお視力回復を目的としたレーザー手術の場合、手術前に適応検査を受ける必要があります。この適応検査に通らない人は、目の病気(例えば緑内障や白内障など)を患っていたり、目の角膜が薄かったりすることが原因だそうです。

また手術費用は、病院ごとで異なります。それはレーシックが自由診療なためで、病院側で費用を決められるのだそうです。ただ相場としては、20万前後というのが一般的のようでう。さらにレーシックは、手術費用だけではなく、さらに検査や薬などの費用もかかることを忘れてはいけません。

レーザー手術の適応性

一般的に視力回復でレーザー手術をおこなうには、ある程度の覚悟が必要ともいわれています。これは、どんな手術についてもいえることですが、そもそも手術というのは100%失敗しないといわけではないからです。

さらにレーシックの場合などは、メガネやコンタクトレンズから開放されたいという願望があるにせよ、緊急を要する手術というわけではありません。

そのため、例えレーザー手術を受けたとしても、目を傷付けてしまうことがあることを理解しておく必要があります。そこで視力回復手術とレーシックを選ぶ場合、その適性について調べてみました。

レーシック手術が向いている人
・視力がメガネやコンタクトでは矯正しきれない視力を持っている場合
・裸眼でなければ仕事ができない場合

これらの方は、手術の必要性があると思われますが、次に不向きな場合について紹介します。

レーシック手術に向かない人
・手術前の適応検査で引っかかってしまった場合
・手術自体が恐怖で耐えられない場合
・医師の言葉を守らない場合

レーザー手術後の合併症や後遺症

例えば視力回復のレーザー手術をする場合、合併症や後遺症(例えば過矯正など)が気になるところです。特に視力回復のためにレーザー手術をした結果、過矯正という矯正のし過ぎも考えられるのだそうです。

過矯正
この過矯正とは、予定以上の効果が出てしまうことで、例えば近視は遠視に、さらに遠視は近視になってしまうことだそうです。

では実際に近視が遠視になった場合の後遺症について考えてみたいと思います。何が後遺症になるかというと、例えば眼鏡を初めてかけたときのクラクラするようなアノ感じです。あれが続いてしまうことがあるのだそうです。

次に後遺症が出る原因を考えてみます。そもそもレーザー手術は、エキシマレーザー(レーザーの一種)を使って角膜を削ります。この角膜を削る時、エネルギーなどのわずかな変化で水分量や角膜の形状に誤差が生じることが過矯正の原因といわれています。

なお仮に過矯正になった場合、慌てずにしばらく様子を見みことが大切だといわれています。時間経過に伴い、その視力に慣れることがあるためです。その結果により再び眼科でアフターフォローをしてもらうといいそうです。

ただ経過が思わしくない場合、再手術になることもあります。そのためにも病院は信頼できるところを選ぶことが大切といえます。

ドライアイ
特にレーザー手術後は、ドライアイになりやすいといわれています。個人差はありますが、ほとんどの方がなるのだそうです。なおこの理由についてですが、レーザー手術で神経の1つである角膜知覚神経を切るためだそうで、その神経が再びつながるまではドライアイになるのは仕方がないのだそうです。

ですが放っておくのはよくないので、人工涙液の目薬などでをつけるようにするといいそうです。なおこのドライアイの期間ですが、神経がつながるまでなので1ヶ月~3ヶ月程度といわれています。ただし中には半年程度続くケースもあるそうです。

ハロやグレア(夜間の視力低下について)
「ハロ」「グレア」というのは、夜間での視力が低下する後遺症のことになります。ハロの症状とは、例えば夜間に蛍光灯などの明かりを見たとき、光が膨張していたり眩しく感じることだそうです。なおグレアは、光の周りに何となく輪っかが見える感じの症状のことになります。

この原因については、レーザー手術により光の収差が増えたため、それに慣れずに光の乱反射が上手く調節できていないためといわれています。

なおレーシック手術の適応検査では、夜間の瞳孔径もチェックするそうなので、後遺症の可能性を確認できるそうです。

ただこれらの現象も、一時的で時間経過とともに治っていくことが多いそうです。そのため、さほど気にしない方がいいかもしれません。ただ夜間に車などを運転など場合などは、注意してください。

レーザー手術に痛み

手術となると痛いかどうか不安になることが多いですが、視力回復におけるレーザー手術の場合は痛みを伴うことは無いといわれています。手術中は、目薬みたいなもので点眼麻酔するそうなので!

ただ手術後に関しては、麻酔が切れて痛みを感じたりする人もいるそうです。中には手術後に麻酔が切れても痛みを感じない人もいます。またこの時の痛みというのは、染みるとか、目に異物感があるという違和感といえるかもしれません。

なお違和感や染みる感じも1日程度という一時的なため、処方された目薬で点眼していれば和らぐそうです。