足つぼ
足裏のつぼを刺激する「つぼ療法」は、現代人の疲れや、肩こり・頭痛・冷え性・便秘など、様々な症状を癒してくれるマッサージ法といえます。
足の裏にある経穴(つぼ)は、体の全ての臓器や組織と対応しており、つぼを押して痛いところがあれば、そこに対応する臓器にトラブルもしくは問題があるとされています。
なお反対に、積極的につぼを刺激して体調を改善することも可能だそうです。これを体系的に発達させたのが、東洋医学の「つぼ療法」であり、欧米でも話題になっている「足の反射帯療法」なのです。
この2つは似ているのですが、つぼ療法はつぼを正確に把握しておく必要があります。しかし反射帯療法は、一定の広がりの部分を刺激するもので、素人でも容易にできるとも言われています。
但し、つぼ療法・反射帯療法は、効果をもたらす理由が現代科学では完全に解明されていません。しかし世界各国の研究者からは、これらの療法が患者の治療や健康管理に効果があったという報告が多くあるそうです。
つぼ刺激の効果
あんま、指圧、マッサージは、その発祥や現在に至る経緯はそれぞれ違います。
しかし、いずれも「手当て」という手技療法です。
特に、つぼ刺激には次のような効果があるとされています。様々な症状に効果がありそうな「つぼ刺激」ですが、このようなことに効果があるのだそうです。
- 筋肉の緊張をほぐす
- 血液・リンパ液の循環を活発にする
- 神経や内分泌の働きを良くする
- 内臓の働きを調整する
- 体調を整える
腰痛
家庭で腰痛のつぼ療法をする場合、はじめに痛む部分の皮膚が熱をもっているか確認します。急性ぎっくり腰の場合などは、患部が炎症を起こしていて、熱をもっている場合が多いです。そこで、腰部を冷やすことが基本になります。それから指圧やつまようじの先で突くように刺激していきます。なお熱をもっている場合は、離れた遠いところから行います。
腰痛に有効なつぼ
・腎愈(じんゆ) 腰の規準線から背骨の突起へ親指幅2本分上へいき、そこから人差し指と中指の2本分外側
・志室(ししつ) 腎愈の左右、人差し指と中指2本分外側の辺り
腰痛に有効な足つぼ
・陽陵泉(ようりょうせん) 膝関節の直下で、外側にあるソラマメ大の骨の直下の辺り
不眠症
不眠症は、ストレスが原因のこともあります。そこで、生活環境の改善や、昼はなるべく身体を動かして、夜は音や光を抑え、気持ちがリラックスするといいです。
不眠症に有効なつぼ
・百会(ひゃくえ) 頭のてっぺん、左右中央の線上
・完骨(かんこつ) 耳の後ろの硬い骨を探ります。この骨の後ろの下
不眠症に有効な足つぼ
・中封(ちゅうほう) 内くるぶしの頂点から、足の甲の方向へ斜めに下に指で探っていくと、へこみがあります
冷え性
冷え性は、血液の循環がスムーズではないことが原因です。特に、足つぼを丹念に指圧したり、しょうが灸も効果があるそうです。また、冷え性解消には、足をよく動かすことが必要で、足首を回したり、青竹踏みなども効果的だといわれています。
冷え性に有効なつぼには、湧泉(ゆうせん)、太けい(たいけい)、太衝(たいしょう)などがあります。
疲労回復(疲労対策)
1人でできる簡単なツボ押しとしては、肋骨のいちばん下と同じ高さで、背骨から約3cm~4cm外側にあるツボも慢性の疲労回復に効くつぼです。両手の親指の腹で押してみてください。
疲労回復(疲労対策)に有効な足つぼは、足三里(あしさんり)、湧泉(ゆうせん)、向かい湧泉などです。
消化器系(便秘、膀胱炎など)
効果的につぼ指圧をするには、症状の軽いうちに始めることが大切です。それだけでも十分な効果が期待できるのです。特に、膀胱炎の場合、再発の可能性があるので、1週間~2週間、続けることが大切です。
消化器系(便秘、膀胱炎など)に有効な足つぼは、陰陵泉(いんりょうせん)です。