あがり症
人前でのスピーチや会社のプレゼンなど、緊張や不安から冷や汗や赤面したりする人は意外と多いそうです。このような「あがり症」を克服するには、どうしたら良いのでしょうか?
あがり症を克服する1つの方法が、コミュニケーション上手になることだといわれています。これは、あがり症の人は社会不安を感じている場合が多く、コミュニケーションが上手でないことも多いからだそうです。
それにコミュニケーション上手の方には、あがり症が少ないのも理由の1つです。今日からコミュニケーション上手を目指してみませんか?
あがり症の原因
「横隔神経」という言葉をご存知ですか?これは、あがり症の原因を探るための1つの考え方なのです。この、横隔神経は、横隔膜と喉を結んでいる2本の太い神経のことで、通常この横隔膜は横隔神経の伸び縮みによって上下に動いているのです。
横隔神経の働きは、横隔膜を動かす以外に、心の状態や完成に大きな影響を与えていると考えられているそうです。例えば、突然驚かされた時に急に息が止まってしまう場合などがそうです。このときの横隔膜の動きは、突然の驚きによって横隔神経が縮むことで横隔膜が上がってしまい、息が止まってしまうのです。
また、この横隔膜は非常にデリケートな神経で、驚きや不安、緊張など、心の不安や緊張などの様々なことに反応してしまうようです。また、あがり症の背景にはストレス等も多いと考えられており、実はこの横隔神経がストレスなどにとても弱い神経でもあるのです。
あがり症の原因が横隔神経にあるという考え方は、このようなところにあるのです。
そして、次のことも考えられるのです。「横隔神経を鍛えれば、あがり症を克服できる」のではないか?
そうなのです。あがり症とは、緊張し手が震えたり、汗をかいたり、急に腹痛を起こしたりといった症状が現れることもあります。これは、自律神経失調の症状なのですが、横隔神経を鍛えることで改善もするそうなのです。
あがり症の特徴
あがり症で悩む人の多くは、自分自身に起きたことに対して間違った解釈をする傾向があると言われています。例えば、このような感じです。
- 自分の不安を、他人に見透かされてしまう
- 緊張するのは能力の低い証拠」と他人からネガティブに評価される
- ネガティブな評価をされることで取り返しのつかないことになってしまう
しかし現実的に、他人はこんなことを考えていません。他人から見た場合、あなたが「あがり症」だということは分からないものです。それに仮に「あがり症」だと分かっても、「一生懸命だから上がっているんだ」と好意的に受け止める人も多いのです。
あがり症の克服には、誤った考え方を矯正する必要があることをご理解いただけたと思います。
あがり症克服の考え方
まず、あがり症の人は、自分に対し非常に高い目標をい設定していることが多いと感じます。つまり、自分に対して厳しすぎるのです。まず、これは考え方を変える必要がありそうです。
あがり症を克服する方法
例えば人前で話しをする時、何か気の利いたこと言う必要があると考えるのを止めてみませんか?話しが途切れても、言葉に詰まっても「しょうがないこと」と割り切ってみましょう!
あがり症克服のため自分にも優しく
上がってしまうことについては「適当でもいいか!それより、肩の力を抜いて落ち着いて行こう」と考えてみてください。緊張していることを軽蔑する人はいません。他人にしてみると関係ないことなのです。そこで自分1人が緊張しているなんて、ばかばかしく思えてきますよ!
あがり症治療
あがり症克服の重要なポイントはいくつかあります。例えば、苦手な状況から逃げ出さないことや、物の見方や考え方を変化させること、さらに上手なコミュニケーションの方法を学ぶことだと言われています。
これは心理療法においての、あがり症克服のためにおこなわれてきた方法だそうです。
確かにあがり症の克服には様々な治療法があり、いろいろと用いられていますが、本来の治療法の基本とは、このようなものなのかもしれません。
ここでは様々な治療法を紹介していきます。是非、あがり症の克服に理解を深めていただければと思います。
薬物療法
あがり症を克服する薬物療法の1つに、向精神薬を服用する方法があります。
この向精神薬とは、精神安定剤や抗うつ剤、鎮痛剤や睡眠剤のことで、中枢神経系に作用するのだそうです。効用としては、現在の状況を変え、克服に向けて「きっかけ」を与えるのだそうです。
このことからも、薬物の服用だけでは「あがり症」の克服は出来ないそうです。そのため、薬の効果を高めたり、薬の服用を止めて再発を防ぐための心理療法との併用が良いそうです。
この向精神薬の注意は、多いそうですが、まず医師により定められた服用量を守ることが大切です。そして、前もって服用期間を決め、その効果について医師の定期診断が必要になります。
また、副作用がひどい薬は避けた方がいいです。また、その薬が本当に必要か医師にも確認し、一定の効果がある場合み服用するようにしたいものです。効果が期待できずに長期間の服用は害になるだけです。
コルセットなどを用いる治療法β遮断薬
β遮断薬とは、高血圧や狭心症、不整脈や心筋梗塞の予防薬として使われてきたそうです。そして、1960年代にされた研究の結果、、あがり症など社会不安を克服することも証明されたそうです。そして今では、動悸・震え・口の渇き・発汗など、あがり症克服に使われているそうです。
このβ遮断薬は、私たちの身体の器官の「β受容体」と呼ばれる微小な部分に働きかけるそうです。
β受容体では、神経伝達物質(ノルアドレナリンやアドレナリンなど)が作用し、発汗や口の渇き、動悸などの症状を引き起こすのだそうです。そこで、β遮断薬を服用し、β受容体の神経伝達物質の働きを抑えることができるそうです。
精神安定剤
精神安定剤を服用することで、あがり症を克服することができるそうです。よく用いられているのは「ベンゾジアゼピン」という薬だそうです。このベンゾジアゼピンは、あがり症などの不安を感じる症状や、筋肉の硬直などの身体反応に対し、高い効果があるそうでです。
しかし、たとえこの薬を服用したとしても、積極的に他人と関われるようになったりとか、他人の視線に対してたじろがずに行動出来るわけではないそうです。
一時的な不安を取り除くことは出来るのですが、その人の行動様式を変えるほどの効用は無いのです。さらに一度ベンジゾアゼピンを服用し、途中で服用することを止めると、より強い不安を感じることもあるそうです。
つまりリバウンドの結果、あがり症の症状がより強くなってしまうこともあるそうです。
心理療法
ここでは、心理療法よる治療について紹介します。
あがり症克服は薬物療法と心理療法
あがり症の克服は、薬物療法と心理療法を併用することが望ましいと言われています。特に、あがり症克服のため薬物療法をおこなっている人に、精神的バックアップをするのです。的確なアドバイスをすることが心理療法の本来の目的です。
そもそも薬剤に期待できるのは、あがり症という障害を取り除くことではありません。「あがってしまう」という不安を軽くするだけなのです。
また、短期間では薬物療法の方が高い効果を得られるそうですが、長期間にわたる効果を求めるなら心理療法の方が高い効果が期待できるという報告もあるそうです。
薬物療法で、あがり症という「社会不安」を乗り越えるきっかけを作り、さらに心理療法により、別の考え方や行動様式を身に付けることが重要になってくるのです。そのためにも、心理療法は非常に重要な手段と言えそうです。